三億円ってドリームジャンボでも厳しい。
あいつマジやべぇ。
凡庸性高いくせに低コストとかやべぇ。
うどんとお茶漬けに入れると超やべぇ。
揚げ玉。※別名、天かす。
最近とりあえずあっさりしたものに揚げ玉入れとけみたいなのがマイブームっていうブログらしい始め方をしてみようかと。
ほら、ブログの名前も何故かお、うどんだし。
今食べてきたのはお茶漬けだけど。
揚げ玉入れたけど。
はい、本題。
1ヶ月前に放送された三億円事件。
まず放送当日21時前。
ちゃっかりリビングでスタンバイしてテレ朝つけながらも「え?私このあとやる番組知りませんけど?」的オーラを出しながらカタカタPCしてたんです。
恥ずかしかった。もうそんな...「手越くんが出るから今からテレビ見るね♡」とか家族に向かって言えない。
父ちゃん居んのに言えない。母ちゃんにはバッレバレで「え、テゴマス?どっちが好きなのアンタ」って質問されたけどやっぱ恥ずかしくて言えない。
その時、「手越...かなぁ...」とか答えた気がするけど言えない。今増田が謎過ぎてさらに気になってるとか言えない。
21時、ドラマスタート。
背後から、よし...始まった...っ!って空気を感じ取りながらチラ見する。
HDDが正常に起動したことも確認した。よし。
母「あ~三億円事件か~。重いから変えよ」
リビングの私。
ど、どうする...?言う?父ちゃん居るけど言うべき?
私、それ見たいって挙手する?いやでもそうすると百発百中理由聞かれるよね?
手越って言うの?この場で...?それはちとキツイな...まぁ別に録画してるし...いやでも...
ここで父、自室へ向かう。
リビングの私。
瞬時に、
私「ねぇ!今さっきつけてた三億円事件見てもいいかな!!??(リモコン握りしめて血眼)」
母「全然いいけど何で?」
私「手越が出てるからっ!!!!」
やった!言った!私、言えたよ!!(ガッツポーズ)
母「なんや、それやったら言うたらええのに~」
いやだからその恥ずかしさが上回ったんだってば...父ちゃんいたし...ほらなんか恥ずかしい...
という羞恥を乗り越えて到達した三億円事件、以下。
手越が三億円強奪事件。
(最初に言っとくとふざけてるよ~!!!こういう真面目なドラマほど逃避しちゃうよ~!!!)
聞いたんですよ、風の噂で。
手越くん黒髪だね、って。
でも私がもう既にイッテQ見た時には自慢げに染めたての銀髪を煌めかせて「イッテぇ~きゅうぅ~~♡」とかやってやがったわけです。
あれ?つい最近ツイッターで黒髪のキャプ見たぜ?なにその短期集中型?
予備校の夏期講習か、つって。
黒髪×赤ベレー帽とかそれジャイ子の専売特許だよつって。
ひっっっさびさに異国の王子的髪色を脱却して挑んだというドラマ。
あらすじとしては被疑者死亡で終えた三億円事件の真相をアメリカ火災海上保険の査定部長の田村正和が迫っちゃうぞ、という。
実際にあった事件にフィクションを織り交ぜながら真相に迫ろうという内容に、冒頭から見だしたら目が離せないくらい引き込まれまして。
ただドラマ開始15分で落としてくる情報の火薬量多すぎる。
というか開始15分で動いた手越さん見る前に毒殺されてる。びっくり。
あれ、先にもう言っちゃう?そっから自殺か他殺か探っていく体(てい)?
おおおお、おう。わかった。田村正和になればいいのね?
「ん~っ...私が思うにですねぇ~...(眉間に人差し指沿わせながら)」とかちょっと古畑入れながら真相探るのが正解なのね、オッケー。
手越さん演じる浜野の事件当時のアリバイ。
「ホモの恋人とホテルに行っていた」
はて????????????
始まって15分で一気に置いてきぼり。
マラソンでも開始15分ってまだ食らいついてる。
あれかな、この時代は普通だったのか...な...?いや、後々ここ重要なんじゃないか...?
よし、置いとこう。
どうしてもわからない問題は放置することも大事、って昔道徳の授業で言われた。
よし、放置。
とにもかくにも手越さん演じる浜野健次がとてつもなく不良で。
盗んだバイクで走り出して校舎の窓ガラス壊しまわったりしてない?
尾崎豊チックなことやってない?
健次「ダチのオートバイ黙って借りたくらいで窃盗ってなんだよ!!」
やっとる。しかも結局他人のバイクだった。
既に走り出してた。
そんな不良の健次くんもなんだかんだお姉ちゃんっ子なんです。
あんまりにも迷惑かけて姉に死ねと言われたら「姉さんが俺に死んでくれって言うんだ...死ねないよ」って涙ながらにチキンレースの最中に訴えてくるピュアハーツを持ってるわけです。
じゃあ何で迷惑かかることばっかやってんだ、っていう話なんだけどそこは...屈折したさ...愛的な...その...。知らないけど。
幼い頃に父ちゃんに捨てられて泣きながらお姉ちゃんのとこにやって唯一無償の愛を注いでくれるのがお姉ちゃんだったんだよ、きっと。
じゃあ何で迷惑かけんの。
以下、無限ループ。
ちょっと構って欲しかったのかな。
でもいくら構って欲しいからって窃盗、傷害エトセトラはいかがなものと思うよ。
そんな愛されたい願望が強いんであろう健次くんにも恋人(♀)ができます。
あれっ?ホモの恋人なんだったんだ?ってのは置いといて。まだ放置して。
なんやら川でデートします。釣りです。
意外と健次くん、ナチュラリストなのかな。
捨てた父との幼少期を振り返る健次くんにユカ(北乃きい)は同情したのか自分の彼にイヤリングを付けるんですね。
健次「なんだよ」
ユカ「可哀想だから...」
健次「同情なんていらねぇよ☆」
イヤリングを川へポーーーイ。
なんだそれーーーー!!家なき子かっつーーの!!!同情するなら金をくれってか!!
きいちゃんビックリしてイヤリング探し回ってるやないか!!
さすがに焦って探すユカを見て事の重大さに気づいたのか一緒に探す。(当たり前です)
ここからのホップステップジャンプをね、見て欲しいよね。
イヤリングを無事健次が発見。
↓
ユカ、駆け寄って抱きつく。
↓
突然のキス。
↓
健次「キスの記念だ」
階段すっとばし過ぎ。大人の階段駆け上がり過ぎ。
何が起こったか誰か一から説明しよう?
まず、キスの記念とは何ぞや。
○○記念のキスじゃないのそこは。イヤリング見つかった記念とか私が適当につけようか?
その後に続く台詞。
健次「俺はお前が好きだ。初めてだ、こんなに人を好きになったのは。」
倒置法。
ここに来て倒置法を使い出した。
じゃなくて。
こっちがすんげぇ赤面する台詞つらつら言ってくる。
もしかして妄想キッスシチュエーション?小山くんのラジオ?いつの間に映像化したのこれってレベルのやつ。
ここでカップル成立しちゃったらさ、そのホモの恋人どうなるん...って話だけどこのユカに話を聞く前に田村正和(別名:古畑)はちゃんと恋人(♂)にもあって聞いてました。
\よっ!名探偵!!/
事件当日のアリバイを唯一証明できる人物が恋人(♂)なんですけど。
恋人(♂)「彼、好きな女の子がいたのよ」
恋人(♂)「私はもちろん健次が好きだった」
きいちゃんの存在気づいてた。まさかの。
で、それを知った上でも好き。
誰よりも大和撫子じゃないの...奥ゆかしい...!
健次が好きだからアリバイも彼とホテルにいたと証言したわけだけどあっちゅーまに名探偵・正和に嘘の証言と見破られ、事件当日の健次のアリバイは崩れる、と。
ねぇ、まさかアリバイ証言させるために付き合ってたとかじゃないよね...?いくら健次くんつっても乙女心を弄ぶような真似なんて...
でも他人のバイクをダチのバイクつって乗り回すような子だぜ...?
え、だとしたら恋人(♂)可哀想...真相わからぬままだけど可哀想...健次悪い男...嗚呼、嗚呼、嗚呼...
終盤になるにつれ、盗まれた三億円の一部のナンバーが公開され徐々に健次は追い詰められていくわけで。
姉の旦那さんの警備会社の金庫に三億円隠させた挙句、お前も隠したんだから共犯だかんな!とクズっぷりをどんどん発揮していきます。(褒めてる)
これだけ義兄にお世話になって(というか迷惑かけて)るにも関わらず姉が旦那のために買ってきたパンツを「センスねぇ(笑)」とか言いながら投げつける暴挙。
365日スカジャンに君に言われたくないからーーーーーー!!!
スタジャン着ときゃオッケーみたいな健次くんにファンション語られたくねーーーー!!!
つかパンツって人に見せるものじゃないしーーーーーー!!!
(しかも演じてる人、スヌーピーのパンツ持ってるとか言ってたの知ってるっつーーのーーーー!!!)
捜査の目が健次に向き、健次のじっちゃんは元警察庁官僚でまぁ何かと健次がご厄介になるたびコネでもみ消してきたけど
さすがに今回は無理だ、と姉の旦那(じっちゃんの息子)に告げ、遠まわしに健次を殺害するように遠まわしに言うんです。
なんなら青酸カリまで自ら手配してくる周到さ。じっちゃん怖い。
んでパンツのすったもんだの時(表現酷い)に警察が訪ねてきており、健次は「疑ってんだろ!!」と家の中で大暴れ。
姉ちゃん達てんやわんや。
もう自分達の手に負えないと感じた夫婦はじっちゃんから貰った青酸カリで最終的に殺害を決意。
最終的に田村正和は被疑者は自殺ではなく殺害された、警察内部の隠蔽があると時効成立翌年に発表するも結局その事実は記事になることなく
闇に葬られたまま三億円事件は終幕した、っていう若干とっちらかって端折った説明だけどこんな感じ。
やっぱこう、好きになってから初のドラマだから気合入れて終始鼻息荒く見てたんだけどあんなキュートフェイスで悪役似合うってなんだよーーーつってさ。
なんなら数年前金取るより取られたじゃん、カツアゲされてたじゃん、桜なんとか。
どちらかといえば優等生で可愛らしい役のイメージが強かったので凄く意外な役かつ、目が離せなくて面白かった。
いや~、手越さんの目ヂカラ半端なかった。
最後の最後に真面目なこと言う。